改修パラッツォ @Venezia

ヴェネツィアン・ゴシック建築の代表的な建物カ・ドーロをカナル・グランデを挟んで臨む、16世紀に貴族の一員となったBrandolin家所有のこのパラッツォは、ビザンチン時代の建物を基部に、1400年代に建てられました。カナルグランデに面するファサードは1500年代のもの。ドゥカーレ宮殿をモデルとした6つのゴシック風の開口部は、ロッジャ(開放廊下)として、ピアノ・ノービレ(貴階)に配されています。今回見学するアパートメントは、1800年中頃の改修によって、6m近い天井高をもつピアノ・ノービレを2層に分けられた下階にあたります。近年のリノベーションによって、床と天井の補強及び寝室などの間仕切り変更などに加え、かつてのロッジャとしての開放感を味わうべく、窓のダブル蝶番をつかい全面的にオープン可能となっています。
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設計者は、ヴェネツィアの建築家アルベルト・ニコラオ氏。
施主はミラノ在住のシニョーラ・キアラ。デザイン業界で働いていたそうです。このアパートメントはセカンドハウスにあたります。見学のために、ミラノから来ていただきます。

改修前

改修後nicolao_COLOR007

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