竹中大工道具館(神戸)の客員研究員として、イタリアの大工道具を収集、研究。
2013 ~ | イタリア大工道具の調査収集開始 |
2014 | 200点余りの道具類を日本へ運搬 文化財保護法に則り、登録をへて190kgを梱包・配送手続き |
背景
イタリア(ヨーロッパ)の建物は、基本れんが造である。
従って、日本のように木をふんだんに使って造られる建築は少ない。屋根の小屋組みや床組みなどが、カーペンターいわゆる大工の仕事となる。一方、日本でいう指物師、表具屋が、イタリアではメインの「木を扱う職人」木工(もっこう)職人Falegnameとなる。
現在、木工職人が昔ながらの道具を使って、建物・家具などを製作することは大変少なくなってきており、商売道具を放置又は売ることになる。
それらを月一度各地で開かれるアンティーク(骨董)市で収集してきた。